ブレイディみかこ著の「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」を読みました。
「多様性」についてとても考えさせられる本です。
著者の息子の感性の良さがとても興味深くて面白かったです。
![]() | ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 [ ブレイディ みかこ ] 価格:1,430円 |

あらすじ
中学生の「ぼく」の日常は、今も世界の縮図のよう。授業でのスタートアップ実習、ノンバイナリーの教員たち、音楽部でのポリコレ騒動、ずっと助け合ってきた隣人との別れ、そして母の国での祖父母との旅――“事件”続きの暮らしの中で、少年は大人へのらせん階段を昇っていく。80万人が読んだ「親子の成長物語」、ついに完結。
新潮社HPより
感想
イギリスの多様性に対する意識の高さに驚かされました
日本で「多様性」とか「ダイバーシティ」とか言っていますが、この本を読むと日本がいかに多様性がないかというのがよくわかります。
イギリスが貧富の差や多人種の国だから、実際に意識が高いのかもしれません。
著者の息子は中学生ながら、学校生活の中の友人関係で人種差別の問題に直面しています。
その中から、人種差別とはどうゆうものか、どう対応していくべきか、当事者として考え抜き生きています。
こういった環境に実際にいた人が考える多様性と、他の人種がほとんどいない日本で勉強する多様性は、次元が全く違うんだろうと思います。
自分も頭ではわかっていても、この社会を「普通」と「普通でないもの」で分けて考えてしまっているように感じます。
そんなことを改めて気付かされた本でした。
まとめ
とても読みやすく面白い本です。
考えさせられることもとても多い本ですので、ぜひ読んでみてください。
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